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青銅の歴史について徹底解説

2021/03/22

切削加工を行う上で、比較的用いることが多いのが青銅です。
青銅は、実はとても歴史が古い金属であり、その特徴を活かして様々なシーンで活用されています。
ここでは、青銅の歴史について解説します。

▼青銅の誕生
青銅が誕生したのは、紀元前3,000年頃と言われています。
初期のメソポタミア文明であるシュメール文明によって発明されました。
舞台となったイラン高原では、銅やすず、燃料の木材が豊富にありました。
また、多くの銅鉱石はすずを同時に含むために、自然と青銅を得ることができたのです。
産地によりすずの配合比が決まっており、すずと同時に添加されることのある鉛の同位体の比率が産出鉱山ごとに異なるのが特徴です。
日本においては、紀元前4世紀ころに鉄とともに九州へ伝わっています。

▼青銅の普及
より硬度が高く安価な鉄の製造技術が確立して以降、多くの青銅製品は鉄製品に取って代わって青銅器時代から鉄器時代へと移行しました。
貴金属製品としても、金や銀、合金が主流となりましたが、鉄より錆びにくいことが評価されて、一部には鉄器時代以降も長く使われた歴史があります。
代表例としては、建築物の屋根葺板や銅像といった用途が一般的です。
特に、大砲の材料としては19世紀頃まで用いられています。
ただ、19世紀以降の製鉄技術の進歩によって、鉄製大砲へ移行しています。

▼まとめ
青銅は歴史的に見ると、鉄製品にシェアを奪われつつありますが、確実なニーズがある金属です。
特徴を活かして、うまく活用したい金属と言えます。