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真鍮はどのようにして削り出しすればよいの?

2021/05/08

黄銅は、真鍮とも呼ばれており比較的広く用いられています。
硬い素材としても知られているのですが、削り出す場合にはどのような方法で行えばよいのでしょうか?
ここでは、真鍮の削り出し方法について解説します。

▼真鍮は加工しやすい
真鍮は、熱間鍛造性に優れている材質です。
熱間鍛造とは、再結晶温度と呼ばれる歪んだ結晶が正常な結晶に変化する温度よりもさらに熱した金属に対して行う加工のことを指します。
熱間鍛造性に優れているという特徴がある真鍮は、過熱によって複雑な形状にも容易に加工可能です。
真鍮の熱間鍛造性を生かして加工した例としては、ガスコンロのバーナーヘッドなどがあります。
細く伸ばしたり薄く伸ばすことも容易です。

▼どんな工具で削り出しできるの?
真鍮は鋳物に近い性質があるために、すくい角が大きいエンドミルなどを使用すると、刃先が欠けてしまう可能性があります。
よって、すくい角が小さいエンドミルを使用するのがベターです。

▼削り出し時のポイント
真鍮を加工する場合は、基本的にはドライ加工を行います。
ただ、重切削の場合は切削油を使用することもあります。
ここで注意したいのが、潤滑油の中でも極圧添加剤が配合されているものを使用すると、真鍮の腐食を進行させてしまうという点です。
よって、極圧添加剤が配合されたものは使用しないようにしてください。

▼まとめ
真鍮は、薄く広げたり細く伸ばしたりしやすいという特徴があります。
ただ、加工時には腐食に注意して行うことが重要です。